2012年5月3日木曜日

グラフィックデザイナーとしての将来

グラフィックデザイナーとしての将来

私はグラフィックデザイナー暦5年のまだまだ経験の浅い男ですが、あえて質問させていただきます。

質問したいのは

「これからの社会でグラフィックデザイナーとして必要となるであろうソフト」(イラレ、フォトショ以外で)を理想面でなく社会面と需要面で教えていただきたいです。

●今ではグラフィックデザイナーといっても、求人では「WEBソフト使用出来れば尚可」などの記載もありますので、WEBやCGの枠以外でも、この先、グラフィックデザイナーとして知っておいて損は無いというのがあれば、教えていただきたいです。

<私の知る範囲でグラフィックデザインの世界で活躍しそう(もしくは、している)ソフト>

○ペインター→イラスト表現が多彩、簡単なイラストならイラストレーター(ソフトでなく職としての)いらず。

○WEBソフト(ドリームウィーバー、フラッシュ系)

○Shade、Maya→3Dの流行から将来、仕事の需要は大きい?面としての3Dならグラフィック素材として応用できそう?



どれも、あくまでグラフィックデザインメインです。もちろん動作環境もありますが、それはここでは省いてもらってかまいません。

「一つのもを極めんとする精神論」的なご意見も多々あるでしょうが、あえて変化の厳しい時代においての備えとして質問させていただきました。







●グラフィックソフトの場合ですが、

残念ながらペインターの普及の見込みは

余り期待できないかなと思います。

理由はGデザイナーがイラストを描く範囲だったらフォトショップで対応可能ですし、

本当に手で描ける方でないとペインターは使いこなせないかなと思いました。

Webの分野などでもフォトショップの使える人の需要が増えてきてますので、

フォトショップをさらに使いこなせる様になったほうが何かと

有利じゃないかなと思います。

編集ソフト(組版)になりますが、

イン・デザインを覚えて行かれた方が有利です。

クォークXプレスからイン・デザインに移行してきており、

イン・デザインの使える人の需要が増えてきております。

あとグラフィックソフトでは無いのですが、プレゼン対策のために

パワーポイントを覚えられてもいいかもしれないですね。



●WEBの場合ですが、

ドリームウィーバー、フラッシュのソフト面と

HTMLなどのプログラミングも覚えられた方が有利です。

どうも企業はグラフィックデザインも出来てプログラミングも対応できる

Webデザイナーを求めているみたいです。



●>面としての3Dならグラフィック素材として応用できそう?

こちらについてはEPSファイルに変換するなど、

入稿データーにする事が可能であればグラフィック素材として応用可能です。



●グラフィックデザイナーの需要面ですが、

グラフィックデザインだけでなくプラス

パッケージデザインもに対応出来る方、イン・デザインの使える方、

Webも出来る方(HTMLなどプログラミングの知識がある方)の

需要が増えてくるのではないかなと思います。








基本的に「グラフィックデザイナー」を極めるなら、イラレとフォトショ以外に特に必要なソフトはないと思います。

webデザインはwebデザイナーがやる仕事ですし、イラストを描くのはイラストレーターの仕事です。3Dだって3Dクリエイターやデザイナーがいます。写真はカメラマンが撮りますし、冊子や書籍のデザインはエディトリアルデザイナーがやります。



他のソフトが必要となるのは、グラフィックデザイン以外の仕事もできるマルチプレイヤーになりたい場合か、他のデザイナーやイラストレーターなどに転職したい場合です。



なので、あなたの質問の意図を「マルチプレイヤーになりたい」という前提で描きます。



私がやっておいて損がないと思うのは、まずインデザインです。

私がデザイナーをやっていたころはクォークEXがメインでしたが、今はもうインデザインの時代かと思います。

こちらはページ物のデザインに重宝します。イラレで百ページものカタログなどはデザイン大変ですので。(そういうことをする会社もあるようですが・・・)

Gデザイナーならその延長で、ページ物のデザインをやることもあるでしょう。使えて損はないと思います。



次はwebデザイン関連です。求人で需要があったように、webやこれからはiphoneやIpadのコンテンツ制作の需要もあるかと思います。

ドリームウェーバーはwebでは必須ソフトですが、これはあくまで補助ソフトという位置づけで、webの基本はプログラミングです。

ドリームウェーバーを本当に使いこなすには、最低限HTMLとCSSのプログラミングの知識が必要になります。

単純にソフトの操作だけ覚えればよいという種類のことではないので、webをやるなら言語から学んでください。



そして、webをやるならフラッシュが使えるとなお良いです。フラッシュは需要がある割りに使いこなせる人が少ないです。

webデザインに比べ、グラフィック的な要素がやや強いように思いますが、こちらもプログラミングが関係してくるため、純粋なグラフィック畑の人はとっつきにくいのが原因かと思います。

以外と難しくないので、こちらもできるようにしておくと良いと思います。



3Dとペインターについては、それぞれ3Dクリエイターとイラストレーターの仕事になります。

あなたがこの分野がもともと得意だったり、あるいは興味があり、こちらはこちらである程度極めたいなら別ですが、そうでなければ、専門のプロに任せたほうがよい仕事かと思います。

まあGデザイナーなら美術関係の勉強をしているので、絵は描けるでしょうが・・・。

3Dは詳しくないですが、イラストについてはペインターでなくとも、例えばSAIなど、たった5250円なのに相当の表現ができます。

SAIでは描けないほどのイラストなら、デザイナーが片手間に描けるレベルではないと思うので、イラストレーターに発注した方がいいと思います。



5年もデザイナーをやっているならご存知でしょうが、大切なのは勉強やソフトの操作だけではなくて、経験なので、今お勤めの会社や、会社以外の活動でも、できるだけ実際そういう仕事をできる機会を掴んで、経験値を増やして頑張ってください。

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