2012年5月4日金曜日

人生の分岐点と、友人関係について教えてください!

人生の分岐点と、友人関係について教えてください!

デザイナー、プロデューサー、アート集団、アートプロジェクト、美大、作家活動等に関わっていて、

22才以上の方に答えてもらえると嬉しいです!



私は今大学4年生です。2011年の4月からプロダクトデザイナーとして某企業に勤めます。



私が今いるのは、美術大学です。

大学の周りの人は、意図的に留年したり、作家やグループで展示や創作活動を続けていく人が殆どです。

なので、私だけ一人就職する感じになっています。(私はプロダクトデザイナーになりますが、大学の学科(周りの皆)は映像系です。)



周りの皆は「就職なんてしないぜ、つまらない。」というスタンスです。

私は、「選んだ職種はやりたいことの1つだし、お金が欲しい。」

また、経験をしてみたいので、就職します。(そんな私もいつやめるかは分かりませんが笑)



人生には、仲間が必要だと思っています。仲間には恵まれたので皆とは今後も仲間でいたいです。



そこで質問なのですが、

ずっと友達を続けていくには何が必要なんでしょうか?



周りと、進む世界や合う頻度が1人だけ違うと、いろいろと「共有」出来る部分が薄くなって、疎遠になってしまうのかな・・・?と思うのですが、実際どうなのでしょう?



環境は人を変えてしまうのでは、と思いちょっと不安です。

私はまだ22年しか生きていないので、よくわからなくって、もやもやしてます。

先輩方のいろいろな経験と意見が聞きたいです。特にアート界隈の方の体験を聞いてみたいのでこちらで質問しました。





選んだ道には今のところ納得しているんですが、私1人だけがアウェイな状況なので、なんだか不安になってしまいました。

ささやかで真剣な悩みです。よろしくお願いします。







卒業して30年近くですが、今でも仲がいいのは画家や写真家、イラストレータなどのフリーの道に進んだ同級生とだけです。



そもそもフリーでやっていると、もちろん友人知人もたくさん出来ますけど、何となく最後に残るのは同級生って感じ・・・かも知れません。



学生時代はそんなに太い絆は感じてなかったのですが、フリーの世界って同業者は友達なのか?仕事仲間なのか?またはライバルなのか?わからないじゃないですか?



そのなかで「同級生」っていう肩書きは一番安心出来るといいますか・・・

そもそも共同作業をする必要のないアートだと、友達って必要ない場合が多いです。自分の制作の予定は他人とは合いませんし。

だから友達は必要ないが、同級生は特別・・・って感じです。



企業に就職したひととは全く会う機会はないです。同級生同士で話題に出る事もありません。



たぶん何年か経つと価値観もかなり違ってしまっていると思いますよ。



人生に仲間が必要だと思うのなら、就職してからでも仲間は出来ると思いますけど・・・








「友情」というものは、ある程度、自立した人同士が付き合うときに、うまく成立しやすいものです。

若い人たちはベタベタした関係が友情だと思うかもしれませんが、意外にそうではないのです。あまりにベタベタした関係は、よいときもあるのですが、あとで喧嘩になったり、別れる結果になったりすることが多いのです。

適切な友情を育み、長く付き合ったりするためには、ある程度、一人ひとりが自立している必要があります。自分が個人として一人でも生きていけるような人である場合には友情を結びやすいわけです。また、友情を結ぶ相手もそういう自立した人であるほうがよいのです。

それぞれが一人でも充分に生きていけるような人であってこそ、適切な友情関係が成り立ち、長続きしやすいわけです。

しかし、一方が他方を全面的に援助しなければならない関係」や、「欲得がからんで強烈に密着した関係などは、とても壊れやすいのです。

人間関係を育んでいくためには、一定の距離を取ることが必要なのです。「一瞬で理解し合う」というのは、なかなか難しいことなので、段階を踏んで付き合っていくようにしたほうがよいでしょう。

そのようにすると、最初の浅い段階の友達としては、かなり広い範囲で付き合うことができますし、あまり深まらないと思う関係であれば、無理に深めようとはせずに、浅いレベルの付き合いで止めておけば、友達関係を長く続けることができます。







まずは、おめでとう。

企業に就職できて良かったですね。しかもデザイナー関係の。



職を得ること(食べるに困らない経済力)は美術に携わる者にとって大切なことだと思います。

私の周りで、公立中学美術教師の職をふり、フリーの作家になった人がいました。

生活苦の為、作品も色褪せ、文化サークルの先生になってしまった人がいます。

今でも生活が苦しいようです。見ていて痛々しいです・・・・・。

生活苦の為、いい作品を残せなくなることは、よくあることと思います。



確かに環境は人を変えますが、貴方の就職先には同じか、それ以上の才能を持った人達が多くいると思います。

いい意味での刺激になる、と思います。



さて、友達ですが、一言でいえば、残る人は残る。去る人は去る・・・・です。



人生の一時期、一緒の水の中にいた仲間達です。

水は移ろいます。



今から、また新しい友人もできるでしょう。



あまり考えず、楽しく生きてください。







自分ひとりだけが違う場所に、と思うと不安ですよね。

気持ちは大変わかります。



結論から言うと、全く問題ありません。

むしろ、お互いが別の環境で頑張っていることが、お互いにとって励みになります。

あとはあなた次第ではないでしょうか。



就職すると、大学とは違い、「稼ぐこと」や「スピード」が重要になります。

短時間で、なるべく費用をかけずに、価値の高いものを作らなければなりません。

どんなに素敵なデザインでも、作るのにお金がかかり採算がとれない場合は却下されます。

作りたくない物を作らなければいけないときも多々あります。

いままでのものづくりの価値観はがらっと変わってしまうでしょう。

ただ、就職して培う「ビジネス感覚」は今後美術で食べていくためには絶対に役に立つものです。

美術やデザインをやって生きて行くことを決めているなら、他の人より断然有利ですし、

お金があるということも、これから生きて行く上で有利です。



そんな経験を積んだあなたの話は、就職をしていない友人にとっては大変刺激になることでしょう。

(あなたも、就活の際に就職している先輩や友人などから仕事の話を聞いて刺激を受けたことがあるのでは?)

逆に、思うままに制作をしている友人達の話もまた、あなたにいい影響を与えてくれます。

月1回でも3ヶ月に1回でも、一緒に遊んだり、集まってお茶などするだけでもいいと思います。

今までのように生活のほとんどを共有する友人関係とは違ってしまいますが、どんな形であれ、友人であることに変わりはありません。変化を不安がる必要はないと思います。



また、あなたのように「仲間に恵まれている」と堂々と言える人は、言い換えれば「皆に愛されて大事にされている」ということです。

もし「今までの人生、ずっと仲間に恵まれていたなぁ」と思えるならば、今後も仲間に恵まれつづける可能性が高いです。愛される要素があるからです。

今後、更に新しく、素敵な出会いが待っているはずです。



あなたが必要としている答えと違うかもしれませんが、わたしなりの回答です。

就職しても頑張って下さい!

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